洋書が読めるとかっこいいですよね。でも、初心者には洋書なんて厳しい、そう言われるかもしれません。また、読みたいと思ってもどんな本を読んだらいいのか見当がつかないのも当然です。ここでは初めての洋書選びについて、英語初心者でも選べる方法についてお伝えします。

(1)アニメなど内容が知っているものを選ぼう
実は日本のアニメを初め、書店に行くと英語に翻訳されて販売されているものが意外と多いことに気づきます。アニメには当然セリフだけでなく絵もついていますので、読みながら推測ができると思いますし、また日本のアニメならば当然日本語のものもあるわけですから、比較しながら読めるのです。またアニメで使われている英語は子供向けでもあるため、そこまで難しいものではありません。もちろんアカデミックな内容だと難単語はありますが。

(2)ラダーシリーズはレベル分けされている
皆さんはラダーシリーズ(http://www.ibcpub.co.jp/ladder/)というのはご存知でしょうか。使用語数を制限し、レベル別に分かれていて非常に読みやすいうえに、選びやすいのが特徴的です。
①レベル1:使用語数1000語、英検4級程度(中2終了レベル)
②レベル2:使用語数1300語、英検3級程度(中3終了レベル)
この2つのレベルならば少し辞書を引きながらでも最後まで読み切れるレベルです。もちろん、単語や中学レベルの文法力は必要ですが、よく勘違いされるのは「完璧に単語を覚えていないから読めない」ということですが、実はそれは単なる思い込みです。いくら覚えても(インプットしても)それを使いこなさなければ(アウトプットしなければ)覚えたことにはならないのです。しかも、未知の単語に出会った時に前後の文脈から判断することはとても大事なことです。そうすることで逆に印象に残り、すぐに単語を覚えてしまうということもあるのですから。
このラダーシリーズはレベル3~レベル5まであるので、ご自身のレベルに合わせてどんどんステップアップしてください。

(3)アマゾン
ネット通販最大手のアマゾンのサイトも使えます。特に、Lexil(R)指数が参考になります(http://www.amazon.co.jp/gp/feature.html/ref=amb_link_66306809_3?ie=UTF8&docId=3077696686&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_s=center-1&pf_rd_r=0W772B0V0Z3MP6K6ZARM&pf_rd_t=101&pf_rd_p=127930049&pf_rd_i=2480862051)。これはアメリカで開発された読解力と文章の難易度を示す指標で、実際にアメリカの小3~高3生の約半数に適用されているものです。アマゾンでは実際に洋書のサンプルを通じて、購入者のLexil(R)指数を判定することが可能です(http://www.amazon.co.jp/%E8%8B%B1%E8%AA%9E-%E5%A4%9A%E8%AA%AD-lexile-%E6%B4%8B%E6%9B%B8/b?ie=UTF8&node=2480862051)指数は0~1600以上に10ずつで区分けされており、自分の指数に合ったものを選ぶことができます。

このように洋書選びも一昔前とは異なり大変選びやすく、また種類も豊富になりましたので、是非チャレンジをしてください。